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めーる通信No.33

2007.7.4

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高級ホテルに舞うアラブ装束
-バンコクから(その1)
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 ★医療ツアー
  黒いチャドルをまとった女性達を多く見かける。
  昨年あたりから目に付くようになった風景。男性は白い衣装。
  イラク戦争、パレスチナ戦争から避難してきているのか、と
  思っていた。
  ところが、今回、ホテルの人から興味深い話を聞いた:

  「あれは、バンコクの病院と組んだパッケージツアーの人たち
   です。当ホテルはドバイで以前から営業していることもあり、
   ドバイからのお客さまが多いですが、中東各地からお金持ちが
   お見えになっているようです。」

  「ファミリーで来て、一月半滞在し、治療を受けたり、
   ショッピングしたり、一種の避暑地生活をされます。
   1ファミリーで20個くらいの荷物になります。
   足元のおぼつかない老婦人が多いですから、整形外科系
   の治療、リハビリが多いと思います。」*

  「アメリカでのテロの影響で、欧米系でのそうしたツアーが
   難しくなっていて、その点問題の少ないタイにシフトして
   いるのかもしれません。」

  「料金のディスカウントを必要としないお客さまで、
   ホテルとしてはありがたいことですが、いくつか問題が
   あります。例えば、昼間はたっぷりお昼寝されるライフ
   スタイルですから、夜が遅く、子供たちが深夜まで騒ぎ、
   隣室から苦情がでます。部屋の取り方に気を遣います。」
  
  *肥満体が多いから、心臓病、糖尿病も多いだろう。
  *バムルンラート病院は、在住日本人にはよく知られる。
   受付に行くと、日本人女性が現れ通訳してくれる。
   アラブ語の通訳もあるそうだ。


 ★★香港ツーリスト 「あのお客さま方は香港の方々です。
   最近、増えています。
   ショッピングツアーで、金など貴金属の買い物が主たる
   目的のようです。推測ですが、人民元との関係で、香港
   ドル所有に不安があるのでしょうか。あるいは株式投資
   から手を引く時だ、貴金属を買え、という投資顧問の助言
   があるのかもしれません。」

  「朝食時、香港客にほとんど占拠されることがあります。
   とにかくにぎやかです。活気があって良いのですが、
   当ホテルはビジネスマンの中長期滞在ご利用を狙いと
   しており、そちらのお客さまにストレスがかかると
   困りますので、バランスを取るのに気を遣います。」

  *空港の入国審査で見ていると、アジア系のツーリストが
   多くなっている。かっては、この季節、夏休みでやって
   来る欧米系の人たちが多かった。ツーリストの流れが
   変わってきているのか?物価に敏感な彼らは、ベトナム
   に向かうようになってるのか?

 ★★★エスニック都市
 バンコクは商業都市。お客である限り、異文化に寛大だ。
 居心地良くて、いろんな人種が住み着き、マルチエスニック
 都市の度合いを高めている。これによって多様なサービスが
 提供される。中華系の旅行者には、安心して食事をし買物
 できる中華街がある。貴金属なら「○○金行」に行けばよい。

 政府の観光誘致運動「ビジットジャパン」に足りないものは、
 こうしたマルチエスニック都市が持つ重層サービスインフラ
 だろう。「美しい国、日本」とは相容れないコンセプトか…

   木村隆之

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