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C-designめーる通信No.32

C-designめーる通信No.32>  2007.6.
> C-designめーる通信No.32

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> 1.若冲
>  2.天神博志先生
>     -最先端医療その7:脳神経外科手術
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>  1.若冲
>   京都の相国寺の美術館で伊藤若冲展があり、
>   多くのひとを集めた。二度、トライしたが、
>   いずれも2時間待ちで断念。それほどの人気
>   の美術展であった。
>   若冲は江戸中期の京都の絵師で、それほど注目
>   されず、むしろ、米国のプライスというひとが
>   作品を集め、そのコレクションのための美術館を
>   カリフォルニアにつくったことで広く知られる
>   ようになった。それくらいの知識しかなかった。
>
>   ところが、あるときいただいた布製の袋の
>   デザインがすばらしく、解説文によると、
>   若冲の作品をもとに、久谷政樹という方が
>   デザインを起こし、京都の老舗の綿文さんが
>   商品化したものだった。
>   それで若冲を見たいと思った。
>    
>   これは、イタリアデザインに充分対抗できるもの
>   ではないか。あとはブランド作戦か。
>
>    ⇒添付写真ご参照

> 2.天神博志先生
>     -最先端医療その7:脳神経外科手術
>
>  5月30日開催した第62回医用器材研究者サロンは、
>  天神博志先生(京都第二赤十字病院の脳神経外科部長)
  をお迎えし、脳にかかわる低浸襲撃手術について、
  お話を伺いました。
>  
>   天神先生は、読売オンライン「脳内血管治療 
>   大切なのは医師えらび」で紹介された関西の
>   名医の一人。
>   ⇒http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/jitsuryoku/0505_2/list04.htm
>
>  以下は、紹介のあった術式の一部。
>
>  ★脳内動脈瘤手術:
>   カテーテルを使って、動脈瘤に細いプラチナ
>   コイルを詰め、こぶに血流が入らないようにして
>   破裂を防ぐ手術。
>   カテーテルを大腿部から動脈に挿入し、脳に入る。
>   入るところまでは直線的だが、その先から分岐し
>   細くなっていくため難度が高い。レントゲン透視で
>   見ながら、1メートル先の2ミリほどの細い血管内
>   を扱う。高度の技が求められる。
>
>  ★EDAS
>   小児血管障害のもやもや病は、脳内の栄養供給を
>   担う動脈の輪が詰まることにより、虚血、脳梗塞
>   を引き起こす危険な病気。その治療術のひとつが
>   EDAS。これは、脳皮に栄養を供給する動脈を剥離
>   して脳の表面に接触させ、脳外と脳内の動脈との
>   間のバイパス形成を促すようにする手術。脳内血管を
>   触らずにできる意味で低侵襲手術のひとつ。
>
>  ★神経血管減圧術
>   顔の知覚を司る神経である三叉神経が血管に触れて
>   起こる電撃的な激痛を生じる三叉神経痛という病気
>   があり、モルヒネも効かない痛みで、その治療法の
>   一つとして確立された術式。
>   開頭せず頭蓋に穴を開け、顕微鏡下で三叉神経を
>   圧迫する血管に至り、引き剥がし、血管と三叉神経
>   との間にクッション(人工血管の切れ端など)を
>   かませ、神経への圧迫を緩和する、という手術。
>
>  ★頸動脈狭窄症に対する内膜剥離術
>   脳に血液を送る頚動脈がコレステロールなどが
>   たまって固まり血管が狭くなり、血流が悪くなったり
>   剥がれて末梢に飛び脳梗塞になったり、血栓を生じ、
>   脳梗塞の基になる。頚動脈は喉のところで分岐して
>   ひとつは脳にゆくが、このあたり狭くなる。
>   血管を切開して固まりをはがして取り除く。
>   血流を一時遮断するし、はがれたものが脳に飛散する
>   こともあり得る危険な手術。
>
>  ★質疑のなかで出た話題:
>   中枢神経系はモルヒネ等が効かない、中枢の方は
>   電極を置いてくるのが有効、との話に関連して、
>   この電極留置法で深部を刺激するとパーキンソン
>   にも効果があるようで、米国では盛んに行われている。
>   末梢神経をコントロールするのには薬物が有効かも
>   知れないが、中枢部の感覚をコントロールすることは
>   薬物では無理で、外科的な処置(電気刺激も含めて)
>   の方が有望と思う、と薬理学の権威栗山先生から
>   コメントがあった。
>
>  ★★★ 医学と工学のコラボレーションで、デバイスや
>   支援システムが進歩し、紹介したような手術ができる
>   ようになっている。難度の高い手術に挑戦し研鑽を
>   重ねる医師の方々のおかげで、多くの人が命を救われ
>   ている。
>   願わくは、そういう手術を受けることのないよう
>   生活スタイルを改めたいものだ。
>   頚動脈手術で剥離されたぶよぶよの粥状のコレステ
>   ロールを見ると、動物性脂肪は控えよう、という気持
>   になる。
>
>    木村隆之

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