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No.19

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【No.19】2005/06/17
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            1.京都高速道路
            2.三条通り烏丸西入
            3.アジアの子供がいる風景

               木村隆之

            フォト:カルガモ親子
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 1.京都高速道路

  京都市南部で高速道路の建設が進んでいる。

  朝夕この工事を見ながら通勤している。橋げたが立ち、その上に
  鉄骨が組まれ、橋梁が架けられる。大がかりな工事だ。名神高速
  道路を越えるため、その手前では見上げるほどの高さとなっている。
  先日、名神の上に橋がかかった。次いで、近鉄京都線を越え、
  十条に降りてくる。
  【詳しくはこちら→】http://www.c-design.jp/file/mailnews19_1.pdf


  京都高速が完成するとどうなる?

  ⇒「京都ものづくりValley」の展開が進む。
   十条から南に向かうと、任天堂、ホリバ、村田機械、京セラ、
   サムコ、トーワなど京都の著名な企業を目にする。伏見から
   宇治、木津にいたる京都南部地域(京都Valley)は、山科も
   加えると、京都の製造業を支える産業が集積する。
   京都高速は、名神・第二名神という国土軸をつなぐ地域幹線
   であり、優れた物流インフラを提供する。
   京都南部地域は、日本でも有数のものづくり拠点になって
   ゆくだろう。

  ⇒「伏見の街」が活きてくる。
     京都南部地域は、東に1~3キロの範囲に、伏見や宇治と
   いった住みやすい街が控えている。JR、近鉄、京阪3路線が
   走っているため、伏見は、京都や大阪への通勤者の街となった。
   南部開発が進めば、伏見は、そこに住み、そして働く街となる。
   伏見と油小路をつなぐ横の道の整備が肝要。この道は、
   「人の道路」でなければならない。安心して歩いたり、自転車を
   走らせたりすることができる道路を確保する。バス以外の
   自動車は通さない。バスもトロリーかカート。こんな街ができれば
   南部開発も成功する。

  ⇒ターミナル-竹田に[park & ride]拠点ができる。
   油小路と名神とが交差するあたりに近鉄の竹田駅がある。
   地下鉄烏丸線の終点駅でもある。この竹田駅を南部開発地域の
   ターミナルにする。ここにパーク&ライドの基地があればよい。
   南からのマイカー通勤者に駐車場を提供し、竹田から市内へは
   地下鉄を利用してもらう。バスターミナルもつくる。そこから
   南部地区の職場にはバスの便を提供する。竹田駅の周りは、
   今は人影のない地下鉄の車両基地だが、往来のある街に変る。

 2.三条通り烏丸西入
 
   先月、事務所を烏丸四条に移した。
   南北の烏丸通りと東西の四条通りが交差するあたりで、
   東には河原町までの一帯が京都の中心繁華街が拡がり、西から
   北には着物問屋が連なる室町があり、祇園祭りの鉾町がある。
   タウンウォッチングに楽しい街である。

   三条通りは、烏丸通りから東は、レストランやブティクなど
   今風の店が増え、随分変ってきた。NTT西日本の古い社屋を
   転用した商業施設「新風館」が若者を集めている。
   興味をそそるのは、烏丸から西。
   傘屋、眼鏡屋、ぼうし屋があったり、はしごをかけて二階建ての
   瓦屋根を葺き替えていたり、レ・アールとかノルマンディーと
   いった名前の欧風食堂があったりするが、まるで田舎町の繁華
   街の風景。
   ところが、さすが京都、釜座という町名どうり、茶釜を扱う店が
   目に入った。尋ねると、この400年釜一筋の商い、とか。
   繊維問屋の町-室町界隈は、あちこちマンションに変っている
   のが目に付く。ご時世か。人が住む街となって悪くはないのだが、
   タウンウォッチャーには興を殺ぐ風景である。
 
   三条通りのような街並みが活き続けるには、観光だけでなく、
   南部のものづくり産業が欠かせない。保存と開発、京都街づくり
   の課題だ。

 3.「アジアの子どもがいる風景」

  先日、ミャンマーの旅から帰ってきた大西 剛さんにお会いした折、
  標題の新著をいただいた。
  写真たっぷりのエッセーで、アジアの世情が、子ども達との
  やりとりを通してよく描かれている。
  旅行者である大西さんは、しつこくつきまとう物売りの子ども達に
  辟易とし、ときには警戒しながら、しかし、そのたくましさを肯定
  する。

  「…やがて精魂尽き果て退散する少年たちや少女たち、がっくり
   落としたその肩を夕陽がやさしく染めていた。」

  子ども達を思い遣る大西さんの暖かいまなざしを感じる。
    「アジアの子どもがいる風景」
     東方出版 2005年4月11日発刊 1,200円

    木村隆之


  PS:京都の自然
  省エネにと、烏丸通りに面したビルの窓を開けておいた。翌日
  気がついた。なんと窓の内枠に羽虫の死骸がびっしり。京都は
  都心でも自然に囲まれているのだ、と実感。
  都心の池で、カルガモの親子を見かけた。6羽の雛が誕生して
  いた。傍らに烏がいる。心配そうな親鳥。果たして何羽が無事に
  育つだろう。これも自然か。
 【写真はこちら→】http://www.c-design.jp/file/mailnews19_1.pdf


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