【No.15】2005/01/28
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◆ C-design 通信 ◆
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新年の挨拶を交わしていたら、あっというまに大寒も過ぎて、やがて
如月。隣家の梅がすでに一輪花を開いています。地中の温度はもう
10℃を超えているのでしょう。
今年からメールニュースをC-de通信と改め、情報をお届けすることに
します。コメント、関連情報をいただければ幸いです。
平成17年1月
木村 隆之
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1.「ロボットによる心臓手術」
医用器材研究者サロン1月例会*から
「ロボットによる心臓手術」とお聞きになると、「えっ、ほんと?」
と一瞬思われるかもしれませんが、ロボットが手術するのでなく、
ロボットを使って手術すると言えば、ご納得いただけましょう。
今月のサロンは、既に臨床応用を行っている数少ない病院である京都の
康生会武田病院
心臓血管外科部長 山中一朗先生
をお招きし、お話を伺いました。先生は、2002年11月始めて以来
ロボット手術で既に20例近い冠動脈バイパス手術を実施されています。
話のポイントは;
1)低侵襲のための手術であること。
2)ロボット技術の効用と課題
1)これまでの手術法は、胸骨を切って胸を開き、人口心肺を使って
体外で血液循環を行って心臓を止めて手術するという大手術ですから、
高齢者や透析患者には無理だった。 ところが、
ロボット術式は、肋間に穴を開け、そこから内視鏡と手術用具をもった
ロボットの腕を挿入し、心臓を動かしたまま、手術をするもので、
患者の負担は軽く、回復もずっと早くなります。1週間で退院できる!
これは朗報です。
2)ロボットのアームを介して、バイパスをつくったり、弁を入れたり、
欠損部をふさいだりする作業ですから、熟練の技が必要です。それを
サポートするサブシステムやソフト、例えば、音声制御や三次元カメラ
が導入され、改善が進んでいます。
このロボットは、米国のNASAの要請で、民間で開発されたものです。
NASAの開発目的は、宇宙空間で緊急手術の必要が生じたときの遠隔
手術であったようです。
現在、ゼウスとダヴィンチという二つのシステムが売られています。
特許でがんじがらめにガードされていて、後発の参入は難しく、米国の
独占という、よくある構造になっています。
手術も、米国やドイツで普及してきており、既に3,000例の臨床例が
あるようで、日本は後れを取っている。これは、欧米人の血管は太く、
体力もあり手術がやりやすい、ということはありますが、助命、延命優先、
多少の不具合はOK、というカルチャーがあるからのようです。
また、熟練度を補完するような工夫、例えば、縫合に代えてクリップを使
う、といったことは日本の得意技ですが、なにぶん未だ臨床例が少ない。
加えて、薬事法の認可をクリアするのはたいへんでコストがかかり、メー
カーからすると割に合わない。政府としても、ねっこを米国特許に押さえ
られているから、開発支援に力が入らない。*
かくして、医用機器はほとんど輸入に依存、という日本の状況がここでも
現れています。
*意見交換のなかで、筏教授から、「お医者さんが、かくかくしかじかのもの
をつくってくれ」と声を大にしていうべきである、とコメントがありました。
お医者さんの声は命を預ける患者の声、これで規制官庁を動かさなければな
らない、ということでしょう。
それにしても、脈打つ心臓の膜をはがし、1.5mmの冠動脈をピックアップし、
切断、縫い合わせつなぐ。これを内視鏡カメラを見ながらロボットの先の
用具を使って行うさまをデモフィルムで見ると、医療はここまで進んでいる、
と実感し感動を覚えます。
医師と機器メーカーの努力に応援を!
http://www.health-info.jp/medical/disease/23b.htm
山中一朗「心臓ロボット手術」
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京都リサーチパークでは、インドネシア・スマトラ島沖大地震被災国への
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皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
◇募集期間 2005年2月4日(金)まで
◇募金箱設置場所 4号館1階コラボレーションデスク前
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