【No.13】2004/08/17
**********************************************************************
◆ C-design Mail News ◆
**********************************************************************
残暑お見舞い申し上げます
京都は、16日の五山の送り火を終えると、
少しずつ朝夕が涼しくなり、季節が移ってゆきます。
「秋きぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかれぬる」 藤原 敏行
平成16年8月
木村 隆之
目次:
【トピックス】
1.メコンオオナマズ
2.森は海の恋人
【往来】
・ハワイ大学
【編集デスクから】
___________________________________
■トピックス
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.「メコンオオナマズ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
タイの海亀やナマズ、ジュゴンの生態調査をしている日本の研究者がいる。
京大情報学研究科の荒井さん。情報学研究科に生物圏情報学講座があって、
そこの助教授。
先月は、メコン河のオオナマズの生態調査でタイ北東部に出かけ、捕獲した
ナマズに音波発信機を埋め込み放流。その生態を調査している。このオオナマ
ズは体調2メートルを超える大きな魚で、昔から地域の人達の食用に供されて
きた。
ところが最近その捕獲量が減ってきている。その原因は、メコン上流域の中国
での開発があると言われるが、そもそもオオナマズの生態がよくわかってない。
そこで発信機をつけて追跡しようということだ。
海亀やジュゴンの調査では発信機が少し大型で、これを体にとりつける。因
みに、この発信機、日本製かと思いきやカナダか米国製とのこと。日本では数
がでないから作らないのだろう。あるいは、フィールド調査に対する理解と資
金供給の彼我の差があるのだろう。
荒井さん、今月は、タイ南部で海亀の放流を行った。ここにタイの女王プロ
ジェクトである研究所があり、女王の誕生日を記念して放流し共同調査を行う。
さて、この亀はどこに行き、いつ帰ってくるのだろうか。
海亀やジュゴンというと浦島太郎や人魚姫の物語などに登場するひとになじ
みの深い生き物。最近、亜熱帯海域が北上しているから、ジュゴンの北限は沖
縄とされているが、もしかすると、ひょっこり四国あたりに顔をだすかもしれ
ない。
生物資源の確保という観点からの意味合いもさりながら、こうしたロマンを
共有できるフィールド調査に、もっと資金が流れるようにしたいものである。
○京都大学大学院情報学研究科 社会情報学専攻生物圏情報学講座
http://bre.soc.i.kyoto-u.ac.jp/~arai/index2.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.「森は海の恋人」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
京都大学総合博物館(平成13年6月新館開設)で京大フィールド科学教育
研究センターが「森と里と海のつながり」と題して企画展示を行っている。
伐採などで森が荒れると魚が獲れなくなる。植林で海が蘇った。これは実証
されていることのようだ。
京大のフィールド研舞鶴センターは、木を漁礁として海に沈め、木と海の生
物との関係を調べている。
日本の木材は輸入材や合成材に駆逐され、林業が弱り、それに伴って日本の森
は荒れ、村がさびれててきている。
生命の源である海が恋人を失わんとしている。
夏休みの一日、子供たちと一緒に京大博物館を訪ね、
「森と里と海のつながり」を考えて見よう。
●「森と里と海のつながり-京大フィールド研の挑戦-」
http://www.fserc.kais.kyoto-u.ac.jp/
(場所)
京都大学博物館 / 京都大学メインキャンパス内(東大路東一条上ル東)
http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/
8月29日まで
■往来
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・ハワイ大学
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
6月14日 ・University of Hawaii
Office of the Vice President for Research
・Japan-America Institute of Management Science
ハワイ大学は、医学研究施設・病院の拡充にあわせ、医学研究関連
クラスター創出を目指している。日本、上海、シンガポールを調査。
■編集デスクから / (橋本佳奈)
【ホームページ】
当社のホームページを一部改訂いたしました。
これまでのプロジェクトの概要をご案内いたしております。
http://www.c-design.jp/coodination.html
また、メールニュース・バックナンバーのページも追加いたしました。
http://www.c-design.jp/mail_index.html
ご覧いただければ幸いです。
*みなさまのご意見、ご感想をお待ちしています。
***************************************************************
シーデザイン株式会社
http://www.c-design.jp
info@c-design.jp
