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No.12

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【No.12】2003/12/18
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                       ◆ C-design Mail News ◆

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目次:
    【ごあいさつ】
    【トピックス】
     (産学連携)
      1.「京都大学細胞・生体機能シミュレータ開発センター」
      2.「医用器材研究者サロン」
      3.「京都産業大学リエゾンオフィス」
      4.「ジャパニーズ・クール」
     (イベント)
        「日中ベンチャー交流事業」
    【往来】
      1.タイ・サブコントラクター協会理事長一行
      2.タイ首相主席顧問
      3.上海バイオ企業訪問
    【読み物】
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             ~ ごあいさつ ~

  ゆりかもめが飛来して、京都は初冬。賀茂川の上流、出雲橋のあたりは、
 昼になると、ゆりかもめや鴨がそれぞれ群れをなして羽を休める。それらに
 まじって、小鷺や大鷺が歩き回り捕食している。川が生きてる証し。
  身近に野生がいる風景は、こころが休まる。
 【写真版はこちらから→】http://www.c-design.jp/dload/mailnews12.pdf

  我が畏友たちに休みは無いか:
 -鈴木幸一氏
  IIJ社長。欧米・アジアと駆け回り、今年は国内に乱あり、激動の年と
  なった。戦いつづけてやまない氏であるが、それでも最近、根津、湯島、
  浅草といった江戸下町散歩を重ねているという。
  羽やすめのひとときか。

 -杉田定大氏
  アジア大洋州課長。ASEAN諸国をかけまわっている。メキシコとの交渉が
  示すように、アジア諸国とのFTA交渉の行方は定まらない。

 -細川信義氏
  ベンチャーキャピタリスト。最近、エンゼルネットというNPOを立ち上げた。
  大阪・東京・シリコンバレー・シンガポール・上海と行動半径は拡がるばかり。
  疾風の如く駆け抜けている。

  あっという間の1年。自分では走っているつもりでも、明らかによたよた。
 動態視力も落ちている。世のスピードにはとても追いつけない。無理して流れ
 にあわせて走るのはやめて、ここはひとつ流れをウォッチする、時に釣り竿を
 たてる、とこころ定めたのはトシのせいか。

  時勢にずれている分は平にご容赦お願い申しあげます。

         平成15年師走
                          木村 隆之




             ~ トピックス ~
【産学連携】
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  1.「京都大学細胞・生体機能シミュレータ開発センター」
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 6月:京都リサーチパークにセンター開設。文部科学省から受託研究開発。
    期間5年。予算20億円。
  同 :センター産学連携コーディネート業務を当社が受託。
    製薬企業7社が参画、研究員を派遣。

   ※この1年余りかなりの時間と精力を割きましたが、なんとか始動。
    9月28日、センター開設記念会が開催され、これまで一緒にやってきた
    先生方、お世話になった方々と喜びを分かち合いました。

   「大学を資源として受託研究産業を京都に根付かせる。先ずライフサイ
    エンス分野で橋頭堡をつくる。」
    これは2年前の起業時に掲げたミッションですが、大学や自治体など
    の動きが出てきて、それとシンクロナイズして大きな波になっていく
    ような予感がします。

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  2.「医用器材研究者サロン」
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 7月1日:(株)カワニシと瑞穂医科工業(株)は「京都医療技術開発(株)」を
     設立。サロン情報をベースに医療器材開発を推進する。

  ≪*2003年:第12回~23回内容≫
〇1月:中尾 恵 先生(京都大学大学院情報学研究科)
    「VRシミュレーションによる術前計画支援」

〇2月:中村 孝志 先生(京都大学大学院医学研究科整形外科学教授)
    「整形外科と産学連携」

〇 同 :「医工学フォーラム特別学術講演会」に参加

〇3月:堤 定美 先生(京都大学再生医工学研究所教授)
    「MRを応用した診断・治療と機器」

〇4月:和田 洋巳 先生(京都大学付属病院呼吸器外科教授)
    「新しい臓器保存液-その開発と臨床応用」

〇5月:荒木 光彦 先生(京都大学大学院工学研究科教授)
    前谷 俊三 先生(天理よろづ相談所医学研究所副所長)
    「計測制御技術の医療応用と生体機能制御の試み」

〇7月:藤田 正俊 先生(京都大学医療技術短期大学部教授)
    「循環器疾患の病態解明・診断治療への創意工夫」

〇 同 :小川 修 先生(京都大学医学部泌尿器科学教室教授)
    「体腔鏡下手術の改良と機器開発」

〇8月:杉本 直三 先生(京都大学情報学研究科助教授)
    「血管造影像の画像処理:治療支援のために」

〇9月:堀江 稔 先生(滋賀医科大学呼吸器循環器内科教授)
    「突然死をめぐる最近の話題」

〇10月:児玉 正 先生(北出病院院長)
    「電子膵管内視鏡による膵疾患の診断」

〇11月:「京都医療ビジネスフォーラム」に参加

〇12月:萩原 明於 先生(京都府立医科大学消化器機能制御外科助教授)
    「人工材料を使用した抗癌剤ドラッグデリバリと再生医療」

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  3.「京都産業大学リエゾンオフィス*」
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  *今年4月発足。一味違ったコンセプトを打ち出している。
  初代室長の今井薫(副学長)談:
   -文理融合型の産学連携に取り組みたい。ターゲットはアジア。
   -大学研究者を企業にインターンとして派遣することも考える。

 10月:リエゾンオフィス支援業務を当社が受託。

  ※産学連携、大学発ベンチャーが、政府の音頭取りのもと、新産業創出の
   切り札か、との期待もあって全国北から南、各地にさまざまの組織がで
   きています。大学の地域とのかかわり方に幅ができて結構なことですが、
   即効を期待してつぶすことのないようしたいものです。

  ※文科省のパテント取得奨励大作戦の影響か、大学がパテント管理とライ
   センス供与に随分熱心になっています。
   ひととコストがかかる知財管理を大学ができるのかな?
   と気に懸かるところです。

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  4.「ジャパニーズ・クール」
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  スタンフォード日本センター(理事長林敏彦教授)の研究テーマの一つに
  「ポップカルチャー政策」があります。
  中村伊知哉所長のもとで、「マンガ、アニメ、ゲームなど、日本が国際競
  争力を持つと言われる表現文化や産業は、どのような経済インパクトを持
  つのか。その競争力はいかなる文化社会環境がもたらしているのか」を研
  究されています。

  京都の精華大学は、日本で唯一「まんが科」の講座をもつ大学です。この
  ほか、造形大、芸大、美大など人材育成を担う大学を大切にしたい。
  こうしたところへの資金の流れを絶やすことのないようにしたいものです。


             ~  イベント  ~
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    「日中ベンチャー交流事業」
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 7月:コーディネート業務受託
 11月:「日中経済人交流京都会合」開催
     週間京都経済11月17日号記事掲載

  ※回を重ねるごとに、中国側参加者が経済運営、企業経営に自信を深めて
   いることを感じる。今年の特徴は、弁護士、会計士、ベンチャーキャピ
   タリストなどの参加。いよいよ中国でもこうしたサービス産業が登場し
   てきた。企業社会の急速な進展ぶりがうかがわれます。

 12月:JETRO上海主催「華東地域ハイテクベンチャー交流会」
    (次回メールニュースにて報告)


             ~  往  来  ~
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  1.タイ・サブコントラクター協会理事長一行
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 9月:金型・部品メーカー業界が、日本の同業界との連携の可能性を探る目
    的で来日。大阪、京都の企業を訪問。

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  2.タイ首相主席顧問
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 10月:パンサック顧問一行が、京都伝統工芸館、伝統工芸専門学校などを視
    察。来年、バンコクに開設されるデザインセンターの運営について協
    力と交流関係の構築を要請。

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  3.上海バイオ企業訪問
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 9月:(華源長富薬業)
    中国新興コングロマリットの華源グループが医薬ビジネスに進出、買
    収企業の一つである長富薬業は、点滴液を主力製品としており、蘇州
    に大規模工場を建設中。
    日本とのアライアンスを希望。

    (Digital Health)
    プロテインチップによるガン診断用キットを開発。
    日本とのアライアンスを希望。


             ~ 読 み 物 ~

 「イブの七人の娘たち」ブライアン・サイクス著

  既にお読みになられた方もおありかと思いますが、知的好奇心を刺激する
  本です。オックスフォードの遺伝学者である著者は「アナスターシャはロ
  マノフ王家の皇女ではない」ことを実証してみせてくれます。
  その鍵はミトコンドリアDNA。
  DNA分析という先端技術と化石の採取、データ収集といったフィールドワー
  クとの協力で、現代人のルーツをたどってみせてくれます。
  こうした研究の資金供給の道は細くなっている。産学連携が研究資金のパイ
  を大きくする、そういう麗しいストーリーが成り立てばよいのですが。


 来年も引き続き、地域の活性化に役立つ仕事を発掘し、みなさまと
 ご一緒に取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。

 みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。

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