C-design

No.03

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【No.3】2001/12/21
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                   ◆ C-design Mail News ◆

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目次:1.編集室から
   2.C-de情報/英国短信
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■1.編集室から (橋本佳奈)

年の瀬を迎え、寒さも本格的になってまいりました。
皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

2001年もあと残りわずかとなりましたが、ようやく弊社のホーム
ページ更新のご案内をできる運びとなりました。
9月にスタートして以来、長らくお待たせしておりましたが、一部を
更新いたしましたので、是非ご覧下さい。⇒http://www.c-design.jp

更新箇所は、各アソシエイツの方々のプロフィール追加です。まだ、
工事中の部分がありますが、順次アップしてゆく予定です。
又、シーデザインの活動の様子をお伝えするWhat's Newコーナーを設
けました。

今回のC-de情報は、12月11日~17日に英国を訪問しました木村からの
英国レポートです。


■2.C-de情報(木村隆之)

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▼英国短信
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医療・バイオ関連の産業集積が進む英国。その推進力を担っているの
は大学。この度、英国大学との関係構築の可能性を探るべく、King's 
College London、オクスフォード大学、オクスフォード・ブルックス
大学を訪ねた。
ここに記すのは、その余話。

●消費景気
高級店が並ぶロンドンのオクスフォード通りは、昼間から買い物客で
賑わい、夜になると、通りを飾る照明を楽しむ観光客が加わって、人
通りは遅くまで絶えることがない。ソーホーの盛り場はもちろんオフ
ィス街の高級レストランも予約がないと席が取れない盛況ぶりだ。

 Financial Times は、今年の小売業の売上高が、1980年代後半以来、
最高の伸び率を示していることについて、低金利政策効果が原因であ
るという説を紹介していた。それはともかく、不況感の強い日本から
の旅行者にとっては、この消費者景気ブームは驚きであった。

●ある街:Borough Market
メトロのロンドンブリッジ駅前にバラマーケットというローカルの人
たちが愛用する市場がある。週末に開かれ、生鮮食品を買い求める人
たちで賑わう。土曜の朝、訪れてみた。
農場からもってきた野菜やチーズ、鳥や豚がならんでいる。出所の明
らかな食べ物であることの安心感と新鮮さが人を惹きつけるのか、人
が溢れ、活気に満ちている。駐車場はないから、町の住人か地下鉄に
乗って来る客で、おそらく固定客中心の市場だろう。

この周辺は、開発整備の及ばなかった街で、隣接するGuy Hospital
という大学病院には、低所得者向けの無料診療プログラムがある。
創立1892年という、伝統のある病院で、当時からコミュニティ施設の
役割を担っていたのであろう。

なんでも最近、米国の俳優のロバート・デニーロがこの町にあるジャ
ム工場を使って開発されたロフトアパートを買ったらしい。コインラ
ンドリーやスーパーで時折見かけるとか。この街に住んで10年になる
住人いわく、「ここはフレンドリーな町だな。車が故障してると皆が
寄ってきて直すのを手伝ってくれる。デニーロも特別扱いされること
はない。彼はきっとそういうところが気に入ってると思う。もちろん、
良いヒップホップやガレージミュージックがあることも理由には違い
ないが。」

歴史の波に取り残された、がしかし、居住区としていい店やコミュニ
ティ施設が保たれ、ひっそりと息づいてきた。それがある人たちには
価値があるものとして認められるようになってきた。人が住む町、こ
れが日本の公共政策として言われている都市再生策を考えるキーワー
ドではなかろうか。

●University Research Rating
12月14日のFinancial Timesは、5年振りに行われた大学の研究力評価
結果を報道した。これは、国の大学への研究助成金を適正に行うため
Higher Education Funding Councilが行ったアセスメントで、大学の
部門ごとに評価され、これを基準に予算配賦が行われる。低評価の評
価1や2の部門はノーチャンスだが、評価5の部門が増えたこともあ
って、来年は3aや3bをとった部門でも難しいのではないかと言われ
ている。
ちょうど訪ねたKing's Collegeの教授は自分の部門を含め、5つ星を
5つ取れた、と胸を張っていた。
各大学がしのぎを削って優れた研究者を集め努力するなか、これに応
えるためには国の予算は今後5年間で10億ポンド不足するらしい。

わが国に、こういうレイティングシステムがあるのかどうか知らない
が、その功罪は別にして、大学が研究力の向上を競う制度があっても
良いのではないかと考えさせられた。

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