C-design

異文化共生-言語グリッド・パンゲア

異文化共生-言語グリッド・パンゲアシーデザインが運営するシティラボに
京都大学とNPOパンゲアの活動拠点が
ある。

京都大学の言語グリッドプロジェクトは多言語の
機械翻訳のための言語資源(辞書など)と翻訳処理
などのサービスを提供することを目指し、パンゲアは
絵文字による子どもたちの交流を支援することを
目指している。いずれも、言葉の壁を超えた異文化の
共生に貢献することを目指している。

言語グリッドプロジェクト
 京都大学の情報学研究科の石田亨教授*が率いるこのプロジェクトは、
 3年の研究開発期間を経て新たなステージに入る。
 基盤技術・多言語資源・処理機能の整備も進み、ユーザーグループも
 多様化してきた。
  *冒頭写真

 ★Google Inc.が参画-53ヶ国語の翻訳が可能に!

 2006年にスタートして3年、多言語間の機械翻訳ツールを提供し、
 異文化の壁を超えた交流を促すという使命を掲げて、実用化に向けた
 開発が進められてきた。

 言語グリッドは、世界の言語資源と言語処理機能をウェブで結んで
 機械翻訳などのサービスを行う。
 実用化のためには、できるだけ多くの言語資源と言語処理機能の
 協力を得ることが必要だ。当初よりドイツ、イタリアなどが参加して
 いたが、昨年、Google社がこのプロジェクトに参加し、Google翻訳
 サービスが提供されることになった。これによって、アラビア語、
 ロシア語など一挙に53カ国語が翻訳可能となった。
 しかもユーザからの翻訳リクエストは、世界各地に置かれたGoogleの
 サーバのうち、ユーザに一番近い場所にあるサーバに振り分けられる
 ようになり、翻訳速度が格段にあがった。
 
  プロジェクトリーダーで折衝に当たった石田教授は:
 「我々の技術は世界で他にないユニークなもので自信はありましたが、
  それにしてもGoogle社の判断は早かったです。このような意思決定の
  スピードはグローバルビジネスには欠かせないのでしょう。ビジネス
  カルチャーの違いを実感しました。」

 ★在留外国人言語支援

  プロジェクトでは、言語資源を拡げると同時に、大学やNPO、企業
  の研究者・開発者が言語グリッドアソシーエーションに参加し、
  用途の開発、利用体験の蓄積などの深掘りを行い、成果を挙げて
  いる。

 -医療機関受付通訳支援
  和歌山大学の吉野孝准教授は、プロジェクト発足当初から実用開発の
  テーマの一つとして、医療現場での受け付け通訳支援のシステムを
  開発してきた。NPO「多文化共生センターきょうと」も協力、京都で
  市立病院、京大病院で実施されている。

 -学校支援
  外国人生徒が多い地域では、生徒・父兄とのコミュニケーションを
  支援するツールとして利用されている。父兄への案内文の作成も
  容易になった。多言語筆談ソフトも開発された。

    ⇒言語グリッドニュースレター
     こちら?

絵文字コミュニケーション

  2003年に発足して以来着実に活動を積み重ね、今や5カ国
  9拠点で子どもたちの仲間づくり活動が行われるようになった。
  子どもたちは、パンゲアが開発した絵文字(ピクトン)
  使いこなし、言葉の壁を超えて友達になっている。
  パンゲアネットというプラットフォームを介し、インタネット
  メールを交換し、作品を保存し蓄積している。
  (アニメーション・写真はいずれもパンゲアの提供)

  パンゲアホームページ ⇒こちら

  木村隆之

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