京都の親水空間-その2 白川
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祇園新橋 花街の内庭
門前白川道 居住環境
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★祇園新橋
東山から流れ下り、南禅寺近くで琵琶湖からの疎水と合流、
岡崎公園で分岐して再び白川となって鴨川にそそぐこの川は、
祇園新橋で西にゆるやかに曲がって、白川南通り沿いに[(http://www.c-design.jp/file/IMG_1385_edited.jpg|祇園の
なかを流れる。)]
小魚もいるようで、大柄のアオサギが羽を休めていた。
石畳の道と両側に並ぶ町並みは風情がある。川に面した料理屋は、
部屋をガラス張りにし、川のある風景を庭感覚で取り込んでいる。
通りに立つと花街の内庭にいる感じで、ユニークな親水空間と
なっている。
桜の時分、3~4メートルの流れにかかる辰巳橋は、写メールを
撮るひとたちでいっぱいになる。
高瀬川景観が、外部資本進出で地元の統制が効きにくくなって
壊れるかもしれない危うさがあるのに対し、
白川新橋景観は、そこで商売するひとにとってはブランド価値
であり、しっかり維持されている。内庭の美しさを損なうような
訪問者もいない。
★門前白川道(新橋~岡崎公園)
川沿いに白川道をさかのぼる。
一転、民家が連なる。なにか違和感がある。これは何か?よく
見たら、ほとんどの家が川に背を向けている。
裏木戸もない。川は裏で、顔は表の露地に向いているのだ。
部外者は、川はいい風景と決めてかかっているが、居住者にとって
は、川側から家の中が見えるし、浅い川だから盗人に入られやすい
し、必ずしも良くないのだ。建て替えてもなお鉄壁の塀で囲った
家もある。
それでも、裏庭にして川を取り込んだり、建て替えの際、窓を切って川の流れを景観として取り込む工夫をした家をみかける。
世代交代が進んでいるのだろうか。
いずれにしても、条例による規制でなく、程よい自治が維持され
ているようで、自由さが京都的で良い。
岡崎公園に至るまでの白川は、川に降りる石段や、石積みや、
川辺にひと休みする場などがしつらえてあり、普段の暮らしに
使う地元のための川という色合いが濃い。
ある橋には蒲団が乾してあった。
こんな橋もある。一本橋は、行者橋と呼ばれ、比叡山で千日回峰行を
終えた僧が京のまちに入るときに使った橋だそうだ。
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岡崎公園まで来ると、疎水があり、桜があり、美術館などが
よく整備されていて、また別の親水的都市空間が開ける。
疎水にモーター駆動の屋形舟が走っていた・・・
木村隆之
