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No.21

No.21 2005/09/
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C-design 通信
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1.宮津の棚田
     9月16日、宮津市助役の井上正嗣さんの招きで宮津に
     出かけました。
     井上さんは、新鮮な魚と地ワインを用意していました。
     宮津の新しい演出を見せたかったのでしょう。
     翌日は、世屋高原の棚田が用意されていました。宮津の
     酢の醸造会社、飯尾醸造が原料の米を契約栽培している
     のです。下流側の加工業と連携する米作経営の新しい形
     であり、醸造会社としてはいい米の調達の途であり、
     農工の共存共栄を目指す連携ということでしょう。
     醸造会社の飯尾社長は、この棚田を過疎による荒廃から
     守ろうと、NPOを設立、稲作りを受託しています。
     NPOは、10月8日、稲刈りイベントを行います。参加して
     元気のもとをもらいましょう!
     (詳しいことは添付メモをご覧ください。)
      
      ⇒添付「棚田・酢・ワイン」

   2.愛知万博<ideas inspired by nature> 
     9月22日、英国館の館長のアンナ・ディングリーさんから
     「万博はあと3日です。アフタヌーンティーに招待します。」
     と電話があって、行ってきました。
     地味ですが、アーティスト、ガーデナー、科学者たちの
     コラボレーションが良くて、心地よいパビリオンでした。

      ⇒添付「賢い布」

   3.京都<芸術と科学>
     9月23日、京都大学の時計台ホールで、芸術科学会関西
     支部主催のLeonard展「デジタル表現と技術の祭典」が
     行われました。映画作りにデジタルアニメーション技術
     が多用されるようになっていますが、これをアート表現
     に使うようになってきている様子がうかがわれました。
     友禅文様を背景に使った土佐尚子教授演出のファッション
     ショーも興味深いものでした。

         木村隆之

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添付:
 1.「棚田・酢・ワイン」
   <棚田の米作り>
   京都の北部、丹後半島が海にせまる山中に世屋という集落が
ある。過疎の村で、美しい棚田の風景も耕作されず歯抜けに
なりかけている。棚田を残そうと立ち上がったNPOが稲作を
引き受けている。代表者の飯尾さんの案内で世屋を訪ねた。
独り住まいのおばあさんの家が空き家となり、NPOがここを
借りて稲田の世話をしている。今年は豊作だそうで、10月
8日にはボランティアの人が集まって稲刈りのイベントがある。
既に稲を干す稲木が立てられていた。
        稲刈りイベント情報:
      http://iio-jozo.livedoor.biz/archives/50053843.html
       NPO里山ネットワーク世屋:
   http://www.npo-net.or.jp/itad/itad12/index.html


宮津湾を見下ろす棚田


          宮津湾を見下ろす棚田
        
おばあさんが独り住んでいた家だが、茅葺きの屋根はトタンで
覆われており、煤で真っ黒になった高い天井の柱もしっかりして
いて、人が住めばまだ使えそうだ。
1メートル半はある青大将のけ殻が目を引いた。家に棲みついて
主となり、おばあさんの夜なべ仕事にもつきあったであろう。
           
おばあさんが残したものの中に、
祇園祭りに使われる草鞋があった。この村で作られ、丹後縮緬の商いに併せて京都に納められていたものだろうか。



<酢づくり・ワインづくり>
NPO代表の飯尾毅さんは、宮津の醸造会社の社長さん。創業110年の
老舗の4代目。良い酢は良い米からと、昭和39年から、世屋の村に
依頼して無農薬で米をつくってもらっている。高齢化で米つくりの
担い手がいなくなってきたので、自ら米作りに乗り出した。
飯尾醸造:http://www.iio-jozo.co.jp/
飯尾さんは、酢の原料として米のほかに、いちじく、ざくろ、梨、
ぶどう、かぼちゃ、紅芋などにチャレンジ、いちじく酢は欧風料理に
よく合うと評判。飯尾さんの紅芋酢は、活性酸素の働きを抑える効果
が高く、機能性食品としてアピールしてゆくとのこと。
飯尾さんの息子さん(自称五代目見習い)は、米作り、酢造り
にとどまらず、レストランとの連携、レシペの紹介など幅広い
活動を行っている。見習いさんのブログページは楽しい。
 http://iio-jozo.livedoor.biz/

ワイン造りも進んでいる。山崎浩孝さんの「天橋立ワイン」は、
今年のワインコンクールで2004年の白ワインが銅賞を
受賞している。山崎さんは「ワインのお宿」を経営、そこの
レストランは宮津の食材の晴れ舞台である。
 天橋立ワイン http://www.amanohashidate.org/wein/

米をつくり酢をつくる、ぶどうをつくりワインをつくる、自然の
恵みに付加価値をつけ食卓に届ける。飯尾さん、山崎さんたちは
自信に満ち満ちている。宮津の元気の源泉である。

2.賢い衣料 <ideas inspired by nature>
愛知万博イギリス館は、自然をヒントにした7つの技術革新
プロジェクトを展示している。流行のロボットはないが、
世界屈指の自然史博物館を持つ英国らしい展示。
・天井を歩くヤモリ⇒新型粘着テープ
・コウモリ⇒視覚障害者用移動補助器具
・松ぼっくり⇒賢い繊維(体温調節可能な衣類)
・さめ⇒ハイテク水着
・蜂の巣⇒温室設計
・潮のみちひき⇒潮力発電
     松ぼっくりのはなしはおもしろい。種を排出する仕組みを
ヒントに布の上に小さな羽根をつけ空気を回すというもので、
バース大学とレディング大学の科学者が考案した。

    「私はイギリス館の館長さんです。」ことしの3月電話をかけて
きたアンナはこう告げた。彼女は7年前、一緒に仕事した仲間。
昨年は、大西洋横断ヨットレースに参加するなど行動派。


Ms.Anna Dingley
                Ms.Anna Dingley
  
  
                **************
木村隆之
シーデザイン株式会社
http://www.c-design.jp
info@c-design.jp

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